2018/04/05

1963年生まれ20歳まさかの展開


一人暮らしをはじめたアパートは木造のかなり古い家屋でしたが、家賃が安いのとなんとなくその場所が気に入ったからでした。でも、仕事をなにか見つけないといけないわけですが その間に彼女との別れも訪れました。無職であった身 そんなに遊びにも行けないし デート費用とかは結構 出してくれてたけど、自分もそれでは申し訳ないので ある日の夜、 休みで遊びに来てた彼女にそれらしき話をしたと思うんですけど 怒って飛び出して帰っていきました。
いつもとなんか様子が違うのがわかったので 自分も車であとを 追ったのですが、それが悪かったのか、猛スピードで走行してました。結局 ゆるいカーブで曲がりきれず ガードレールに激突してしまいます。幸い ケガはなかったのですが 車はダメになったようです。
ほんと 怪我をしなくてよかったって思いました。
それ以降、だんだん距離を置かれるようになったし、自分も距離を置いてたのかもしれません。そうこうしてるうちに、仕事を探さないと生活できないようになるので 職業安定所(現ハローワーク)や、求人広告などで探してました。
スーパーで最後に働いてた店舗で夜、一緒に遊んでた子がいきなりアパートにやってきて あたしも仕事やめたとか言ってきました。

それから ちょくちょくやってきては、食事を作ってくれたりしてたんですけど
僕も仕事が見つかりそうになって 面接の時に福岡市まで(車で2時間ほどかかる)行かないといけないかったのですが 職場は家の近くに配属されるようになってた。その時もその子は着いてきました。というか一緒に行ってくれました。1ヶ月休んだだけで仕事が決まり働き始めるようになりましたけど、その子がいつのまにか帰らなくなってきて ある日 そこの親から家に呼び出されます。
呼ばれた理由は知らなかったけど、うすうすなにかを感じ取ってた気がします。
仕事ははじめたばかりでしたので 生活するのがやっとって感じでしたが ふたりならなんとかやっていけるのではないかとそして、電話とか必要なものは揃えてやるなど 言われた記憶があります。そう、結婚しろということでした。
まさかの展開です。結婚は実は早くしたいとは 思っていましたがこんなに早くなるとは 思ってもいませんでしたし、普通なら正装して ちゃんと生活できる基盤が出来てから ご両親に挨拶に伺うというのが当たり前というか常識だと考えておりました。まだ 考え方とか幼かったのです。
ただ、これで責任も大きくなってしまいましたし 遊ぶこともしらずに若い時をすごす事になります。その時はそれでよかったんです。なにより いつも自分の事をわかってくれて味方してくれる人がそばにいるということが。

アパートは手狭でしたので、市営住宅にはいる事になりました。
結婚式はしなかったのですが、親から写真だけでも費用は出すからといわれてましたが 延び延びなって結局しなかったのです。なので、20歳で結婚した事になります。


新しい仕事は、土曜日は半日でおわり、日曜祭日は休みでした。そのかわり平日は 長めの8時から21時まで外回りしてという金融業の仕事です。
この仕事短かったけど、色々な面でかなり社会勉強になりました。
給与も結構よかったので 自分が働けば ふたり生活はできてました。職場はとても居心地のいい環境でしたけど 仕事内容が貸したお金の集金なので、嫌な時もありました。中学の同級生の家だったり、知ってる人だった場合です。激しい取り立てをするような会社じゃなかったのですが、借りたお客は家族に内緒だったりするわけで、それが悟られないように集金に行かなくてはなりません。偽名を使ったりとか結構、工夫のいる仕事でした。しかし、法律の改正があったと思うですけど、業務を縮小することになって、先輩達は 関連のところに飛ばされるか 希望退職するとか半年目にその決断が迫られました。僕は はいって間もないし、集金もよくこなしてましたから そのまま続けることはできたんですけど、高校の時の友達からちょうど連絡があって 今度地元に新しい工場ができるので一緒に働かないかと誘われました。

はっきりいって、借金の集金の仕事はなんかうしろめたいところもあって、嫁の親には詳しい仕事内容は話せなかったです。工場なら堂々といえると思いました。
ちょうど 仕事もきれずに変われそうなので、その話にのります。金融業の会社は人員を減らしたい事情だったので やめる時もスムーズにやめれました。

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