2018/03/26

1963年生まれの高校生アルバイトの記憶

前回の続きのようになりますが
裕福な家庭でなかった為 お小遣いももらえないものと自分で自覚してました。時に無理をいって買ってもらうときもありましたけど 基本的に自分でバイトすると思ってました。

中学2年生からは新聞配達をはじめ 高二春(事故にあう)までやってます。夏休みは 建材店で材料を配達するバイト
注文のあった建材を配達するおじさんの手伝いです。1日5,000円だったと思います。

や農家のタマネギの収穫の時などもやりましたが これはその時だけなので 新聞配達をやめてから少しの期間 バイトしてない時期があります。実際には歩くのもままならないので無理ですが、その年の夏休みから ずっと働けるバイトをはじめました。

アルバイトをやることは、色々勉強になっていいと思ってます。今、高校生なら自分なら絶対、コンビニでバイトしてると思います。身近にありますし。

そんな中で 仕事は粗相を犯すこともなく こなしてたんですが 1度だけ レストランのバイトをしてるときに 釜飯定食というオーダーを受け お客さんに持っていったとき 普段はテーブルの上に置くのですが お客さんに手渡ししようとして 食事ののったおぼんごと ひっくりかえし お客さんのズボンを汚してしまったことがありました。
釜飯定食には、味噌汁とお茶の熱いものが一緒になってるのでかなり熱かったと思います。
お客さんは 若いカップルでデート中だったと 言ってました。
こぼしたのは男性のほうで しかも股間にほとんど 熱いものがかかりましたので ズボンだけでなく下着もびしょ濡れです。
大事なところを大やけどしなくてよかったと店のスタッフに言われ続けます。

幸い、2階にはサウナがあるので着替えていただき 食事をしてる間 汚したズボンなど 乾かして その間 なんどもお客さんのところに行って 謝りました。
店長の奥さん(この人はバイト仲間ではイジワルババァと呼ばれてた)からは 店はじまって以来前代未聞の事だわと ネチネチいわれましたが 仕方ありません。
お客さんの食事が終わり ズボンも乾いたところで 帰るときにレジで そのお客さんがお金を払おうとしてたら 店長の奥さんがレジにいて 「食事代は結構です」それから「クリーニング代」とか封筒を用意してました。
僕もレジに行って 最後にもう一度謝ろうとしてたら
その男性のお客さんは 食事代も払い クリーニング代の封筒も受け取らず 店長の奥さんに
「この子は、絶対、叱ったりしないでくださいね」と言い 同伴の女性も「また 来ますね。バイトがんばってね」と 言葉をいただきました。ありがたかったです。
帰ったあと、店長の奥さんは何も言わなかったけど なんか悔しそうな表情。今でも忘れてません。
しかし、サウナにいるような お客さんだったらと思うと怖かったです。

一方、和室の席にいくと個室状態なので すこしお酒のはいったお客さんとかもいまして たびたびこのような光景がありました。
このような事は、しょっちゅうありました。
中にはジュースを注文して飲めというお客さんもいらっしゃいました。
しかも、断ると店長を呼んで 吞ませてもいいかと許可を取ろうとする客もいました。
全然、気がつきもしなかったのですが あの店員がいるからあの店に行こうというお客さんもいるということをお客さんに延々と言われ そういうこともあるんだと知りました。
お客さんは バイトでもその人の対応や仕事ぶりをみている事。


僕も 先日、焼き肉店に行ったときに母校の生徒が同じようにバイトしてる子をみたんですが なつかしくもあり 「高校生なん?」と聞いてみました。しかし 時給は倍以上もらってた!

レストランのバイトは 高校卒業するまで続けてましたし、実は 働き始めても 正月とか忙しい時に呼ばれて21歳になるまで行ってます。ちなみに店長の奥さんが「もうバイトが長いから時給をあげてますね」といわれ 350円が370円になってます。

この頃、知り合ったバイト仲間やコックさんとか未だに 付き合いのある人もいますし 亡くなった方もいます。
コックさんたちは 自分はそのままその店で コックさんになると思ってたらしいです。

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